※撮影時以外はマスクを着用の上、感染対策を実施しております。
みなさま、たいへ〜んご無沙汰しておりました。 “酒場モデル”倉本康子です。
4月にスタートしたこの動画連載「赤星呑み行こっ」。その後の緊急事態宣言やマンボウにより、なかなか撮影が行えずにおりましたが、ようやく撮影が再開できることになりました。
嬉しいですね〜。心置きなく呑みに行けるって本当に幸せ♡ ということで今回も、美味しいお店をご紹介して、看板メニューの作り方もしっかりと教わってまいります。
さて本日は、東京は山手線の北のほう。駒込駅より徒歩2分の「もつ焼 高賢」です。
この提灯が目印!
「もつ焼 高賢」のオープンは昨年12月。えっ? 1年前の今ごろってコロナ禍の真っ只中じゃありませんでしたか?
「そうなんですが……たまたまその時期に、この場所が見つかったので。逆にチャンスだったんです。駅からも近くて、普段だったらなかなか空かないところですから」
とおっしゃるのは、オールバックヘアが「ザ・職人」という印象の、オーナー石山さん。
とはいえ、相次ぐ緊急事態宣言や自粛要請もあり、オープンからこの秋まで一度も通常営業をしたことがなかったのだそう。「やっと通常営業ができます」と感慨深げ。さぞかし大変な一年だったことかとお察しいたします。
撮影は週の前半。平日の夕方だったにもかかわらず、開店と同時に次から次へと訪れる常連さん方で、お店の中はあっという間に満席に! コロナ禍の1年弱で、すでにこれだけの常連さんがついているということは、このお店間違いない!
まずは久しぶりの撮影、そしてカウンター席を祝して。赤星でのどを潤しましょう。
はぁ〜、至福のひととき。やっぱりお店で呑む赤星は最高♡ これよね、これっ!
一息ついたところで改めて、「もつ焼 高賢」さんの人気メニューを伺ってみました。
「いちばんはやっぱり『もつ』ですが、『大根竜田揚げ』や『低温調理の刺し』もオススメです」
お、いきなり予想外のお答え。それでは早速、刺しからお願いします!
出ました、「タン刺し」(470円)。
これはきれい!そしておいし〜い!!! 低温調理で加熱されたタンは、シャクッっとした食感で、甘辛で濃厚なタレとよく合います! タレはこの刺しに合わせてお店で考案したものだそう。
続いて「レバユッケ」(640円)。
もう、見た目からして最高ではないですか☆ 真上から撮って携帯の待ち受けにしたい!
そうそう、こういう感じ(笑)。
卵の黄身を割ってタレと混ぜ合わせて……ん〜!このとろ〜んとしたタレの濃厚な味がお肉とよく絡み合って、たまりません。これは赤星に合う、間違いない!
そして噂の「大根竜田揚げ」(550円)。
丸いのかと思いきや、まさかのビジュアル。キャンプファイヤー?レゴ?いやいやジェンガ?
「お好みでマヨネーズをつけてお召し上がりください。中身が熱いのでお気をつけて」
はふはふしながら慎重〜に口に運ぶと……あ、甘い! 大根が甘くて中に染みこんだお出汁がジュワ〜っと口の中に広がります! カラッと香ばしい衣の中に、おでんのシミシミ大根が入っているような。想像をはるかに上回る美味しさ!
赤星に合う!!!
これは今日教わるレシピも期待・大。早速マスク&手袋を着用し、カメラを持って厨房へ。「もつ焼 高賢」人気メニューの作り方を教わりました。
詳しいレシピは記事の最後をご覧くださいね。
こちらが、本日教わった2品。「春菊のりナムル」(420円)と「肉味噌生ピーマン」(550円)。
まず「春菊のりナムル」。これは私、早速作ります。火を使わず簡単なのにこの美味しさったら、とんでもなくビールに合う! 春菊が苦手っていう人も、ぜひ試してほしい。春菊って、実は生の方がエグみがないので、生で食べてみたら好きになったっていう人が多いんですよね。
「肉味噌生ピーマン」は、濃厚なお味の肉味噌を、シャキシャキッとしたピーマンがさっぱりとさせて、これまた絶妙なバランス。この肉味噌は大量に作って冷凍保存、決定ですね。ご飯にかけても美味しいし、ギョウザの具にしてもいいかも。
はぁ〜至福のひととき。
くつろいでいるところに、真打ち登場!
そうです、こちらのお店は「もつ焼 高賢」。大将が備長炭でじっくりと焼き上げるもつを忘れちゃいけません。ちなみに、お店の名前になっている高賢とは、大将の下のお名前なんですよ。
ジャジャジャーン!!!
左から、れば170円、しろ220円、かしら170円。しろはお好みで山椒を振りかけてどうぞ。
レバーじゃなくて「れば」なんです。ひらがなにするだけで、なんとも愛らしい印象。
早速「しろ」から。山椒をかけていただきます!
「しろ」大好き! でも、なかなか家では食べられないじゃない? あぁ、呑みに来たって感じ。幸せ♡
こういうカウンターの店で、すみっこのほうに座って……。お店の方が働いている様子や、他のお客さんの楽しそうな様子を見ているだけで私、ずっと呑んでいられそう。
外で赤星が呑める幸せ、心と体に染み入ります! 石山さん、小林さん、本日は美味しいお料理と赤星、ご馳走さまでした。
さてさて、今宵はこの辺で。次はどこに呑みに行こうかな?
『もつ焼 高賢』おすすめレシピ
「春菊のりナムル」「肉味噌生ピーマン」の作り方
今日は簡単にできるお料理を2品ご紹介。まずは「春菊のりナムル」。火を使わないというありがたいお手軽レシピ、教えてくださるのは長いまつげがチャームポイントの小林さん。
①材料は春菊と韓国海苔。水にさらして適当な大きさにカットした春菊に、韓国海苔をちぎって入れ、全体に特製ダレを絡めます。特製タレの材料はごま油、お酢、にんにく、塩と砂糖を混ぜたもの。ニンニクはチューブでもOK。「味にパンチが欲しかったら、味の素を入れていただいても」
②お皿に盛って、ゴマをかけたら糸唐辛子を添えて完成。糸唐辛子があると映えますね。
2品目は「肉味噌生ピーマン」。
これは嬉しい! 何を隠そう私、パリピー(パリパリのピーマン)大好きなんですよ。趣味の野球観戦のお供はいつもパリピー! ピーマンを適当な大きさにカットして氷水にさらし、パリッとさせたものをビニールに入れて、球場に持参してるんです(笑)。
①ピーマンはタテ半分にカットして種を取り、氷水に浸して冷蔵庫へ。できればひと晩くらいおいておくと、ピーマンがシャキシャキっとして、とても美味しくなるのだそう。
②お鍋にごま油を入れ、刻んだネギ、おろし生姜、ニンニクを炒めます。しんなりしてきたら合い挽き肉を入れ、塩、こしょう(多め)を加えます。肉の色が変わったら、合わせておいた調味料を投入、汁気がとんでポロポロになったら肉味噌のできあがり。合わせておく調味料は、甜麺醤、豆板醤、オイスターソース、ラー油、醤油、お酒、練りゴマ。
③できあがった肉味噌をピーマンの上にたっぷりのせます。仕上げにはネギ油を少々と刻んだネギとゴマ、最後に糸唐辛子、マヨネーズを添えて完成。
さあ、赤星と一緒に召し上がれ♡
動画撮影:大坪尚人
動画編集:植田甲人
写真撮影:恩田亮一
構成:立原由華里